至福のススメ

5/22〜23、一泊二日で青森県浅虫温泉というところに癒され旅行に行ってきました。アイくんと。
ここは前にも女友達と行ったことがあって、実際ちょっとしょぼくれた温泉街ながらも、何が良いってまず車で行くのに非常にちょうどいい(高速使って二時間ぐらいです)ところと、あと宿から歩いて一分もしないで海にたどり着けるところ。そこには海釣り公園とかいうのもあって、沈む夕日を見ながら釣竿を垂らすのもなかなか素敵というもので。釣れないけど。
私たちが選んだ旅館というのが、母娘三人だけで経営をしていて、一日四組しか客を取らないという小さな宿。宿を決める際、私たちは深夜に電話をしながらお互いネットで様々な検索を重ねて(アイくん徹夜で仕事中でしたが私は風呂にも入ってあとは寝るばかりの状態でひとり大興奮)ここに決定したのでした。あんまり人の多いホテル状態の温泉宿じゃあつまらないし、なんていうんですか、大人の休日ってもんを楽しみたくてね。
いざ当日、宿についてみたら、なんとその日の宿泊客が私たちだけというスペシャル状態。貸切!お風呂は通常男女に分かれているんだけど、そこは当然男湯(ヒノキ風呂だけど露天じゃなかったのが残念)を混浴にしてもらって、ふたりでワンダフル入浴です。エロ無し。温泉の混浴で欲情するなんて、盛りのつき始めた子供じゃあるまいし!まぁ、ちょっとだけ入れてみたりしたけどさ(何を)。
食事は当然海の幸が中心で、私の大好きなホヤもあり、刺身あり、冷酒がすすむすすむ。一番驚いたのが、りんごのグラタンってやつでね、くりぬいたりんごの実の中に、ホワイトソースをからめたホタテがふんだんに入っていて、それをオーブンで焼いてある変り種。見た目で箸をつけるのに躊躇したのだけれど、コレがまた激ウマでまいったー。至福っつーのはこういうのを言うんだろうね。お風呂、好きな男、美味いもん。据え膳上げ膳。
翌日、宿の長女(26歳独身。香港に転勤した彼氏を待てずに別れちゃったんだって!)がチェキで写真撮ってくれました。私の携帯もアイくんの携帯もカメラ無しだし、お互い「写真を撮る」なんつー考えがそもそも無かったものだから、彼女が機転を利かせてくれたのは嬉しかった。ていうか、これすべての客に対するサービスなのかな。こういうのが女性ならでは、っていう感じがする。
正直ありがちな温泉旅行で、道中いろいろあって私が泣きながら喧嘩したりもしたけれど、忙しかった身にとってはかなりリフレッシュされた温泉2daysでございました。みんなも、無理をしてでも時間を作って、時々ふらり旅してみるといいよ。
ついでに、青森県三沢市にある寺山修司記念館にも行ってきたよ。寺山が喋るビデオを見ていると、タモリの物真似に見えて仕方ありませんでした。建物とか珍妙でかっこよかったけど、入場料300円が妥当だな。という感想。